過去に返済遅滞はないか

 カードローン申込み時の在籍確認・電話連絡の「前」に重要な基本項目の2番目は、過去の借入れの履歴において「返済遅滞」がないかどうか、ということである。これはもちろん、今までカードローンを利用したことがないという利用者には関係ない。
 カードローンの借入れを行う際には、消費者金融、銀行、信用金庫、労働金庫いずれも信用情報機関に問い合わせてその利用者の過去の利用履歴にリサーチを入れる。即日審査・即日回答という言葉があるように、そのリサーチは非常に短時間で終わるのだが、もし信用情報機関の履歴のなかに、あなたの返済遅滞情報が書き込まれていれば、それだけで審査のハードルは上がってしまう。
もちろん、1回や2回は「忘れてしまう」ということは人間だからあると思うが、これが毎月毎月と重なっていたような場合には、やはり「与信=信用を与える】という観点からすると減点されざるを得ない。
さらにこれは信用情報機関だけの話ではない。実は銀行であれ信用金庫であれ、その保証会社、すなわち審査担当会社には消費者金融業者や信販会社が就いているケースが非常に多い。つまり、一見してまったく関係のない金融機関のカードローンを申込んでも、その裏で、過去に利用したことのある金融機関が審査を行っている可能性があるのだ。そのような機関は、信用情報機関とは別に個別で情報をストックしている可能性が高いため、やはり過去に遅延が多かったり何か問題があると審査のハードルが上がってしまう。この点をよく気をつけよう。

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