消費者金融カードローンの審査の仕組み
消費者金融でのキャッシングのことを「カードローン」と言うことはあまりないかもしれないが、消費者金融でも結局カードが送られてくることになるし、またその消費者金融独自のカード商品もあったりするので、ここでも一応紹介しておこう。
消費者金融はもっとも間口が広く、また近年はSMBCコンシューマファイナンスが三井住友銀行カードローン、アコムが三菱東京UFJ銀行や常陽銀行などの銀行カードローン商品を担っていたりと、その保証審査業務の拡大とノウハウの蓄積をはかっている。
銀行に委託されているくらいだから、その情報蓄積は膨大である。門戸は広いと言うものの、過去の履歴や、年収、年齢、居住年数、勤続年数などから、スコアリングシステムを組み上げている。今でこそ「即日融資」「即日回答」などが当たり前になっているが、もし人間がいちいち審査をしているとすればバラつきが出て仕方がない。もちろん、定性的な観察もそこには入り込むが、どの属性にいる人間が、どのような遅延リスク・貸し倒れリスクを有しているのかを多変量解析を用いて判定することも貸金業者にとっては重要な業務である。このようなシステム開発に重点を入れているのが、貸し倒れのリスクを最も抱え込む消費者金融業者である。
また特に消費者金融では貸金業法の規制対象であるために総量規制が効いてくる。他社での借入れ状況と合わせて100万円を超える場合や、単独50万円以上には収入証明が必要だし、年収の3分の1以上を借り入れてはならない。だから、自ずと小口融資に限定される。小口に限定されるからこそ間口が広いとも言えるだろう。
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