職場に気が合う人が多いなら事前に言っておけばよい
カードローン申込み時の在籍確認・電話連絡に対して、最近は個人情報の漏洩を回避する目的から、企業は在籍確認を拒否する場合もある。確かに個人名とその所属企業が判明すれば個人の同定は完了するので、在籍確認に応じることは個人情報の供与にほかならない。
だから最近では消費者金融のモビットが、「WEB完結」というサービスをスタートした。モビットというのは非常に特殊な消費者金融で、消費者金融業者であるSMBCコンシューマファイナンスがその株を保有しており、SMBCコンンシューマファイナンスと同様に「三井住友銀行系」という触れ込みで商売を行っているのだが、かつてSMBCコンシューマファイナンス(旧プロミス)は三菱東京UFJの子会社であったことから、どちらの銀行にも関係をもっている。「WEB完結」が実はそのことを最も端的に示しており、このサービスの利用条件として三菱東京UFJ銀行もしくは三井住友銀行の普通預金口座を保有していることが含まれている。
この両行いずれかの口座を保有しつつ「給与明細書と健康保険証」を提示することによって、在籍確認がとれるのだ。
しかし現行ではこのようなサービスを展開している業者はない。そのため個人情報保護の対策としては、やはり電話応対の担当者に在籍確認があるということを知らせておくということだろう。在籍確認は誰にでもある「お互い様」なことだから、取り立てて気にすることではない。
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