養育費を貯めるコツ

結婚して子供ができると一番の課題になるのが貯蓄。
それも、高校や大学受験、大学の学費に対する養育費の準備が最も大きな貯蓄目的になります。
受験や入学直後までにかかるお金だけでも100万~200万は必要と言われます。
学費に至っては、子供の希望に応える想定なら私立の理系で年間150万程度、医学薬学ならその倍以上を覚悟した方が良いでしょう。
これらを全てその時の年収だけで用意するのはとても厳しいもの。

 

その為、学費に対する貯蓄手段は、学資保険をはじめ多くの手段が用意されています。
しかし、これら養育費はあまりリスクを取れないのも実際のところですから、慎重に選択したいところです。
特に、今の時代では学資保険をはじめ日本国内の商品はそのほとんどが低利回りになっています。
自力で貯めていてもあまり変わらないのも厳しい現実なのです。

 

ただ、時代は時々刻々と変化をし、低金利時代もあれば高金利に傾く可能性もゼロではありません。
少なからず、景気の変動と共に運用のリスクや期待値も増減していきます。

 

その中で、どんな運用商品を活用するにしても、最も大切なのは自分自身のお金の管理です。
資産運用も、自分自身の管理ができなければ上手くいくはずもありません。
従って、第一に自分自身でお金をコントロールし、お金を生み出していく努力が必要です。
そんな中、養育費でも受験の準備金として最適のお金が「児童手当」です。

 

児童手当は、子供が3歳までは15,000円/月、それからは15歳まで10,000円/月(3人目以降は15,000円)を受け取ることができます。
総額にして約200万円を受け取ることができるのです。
正に前述した受験費用と同等額を貯蓄することができるということです。

 

この児童手当、毎月の生活費に入れてしまっていないでしょうか。
児童手当はその名の通り、子供の為の手当てです。
もちろん、用途はその家庭によって自由ですが、最も高い壁となる将来の養育費へ運んでおいてはいかがでしょうか。

 

 

 

学資保険、定期預金、外貨定期、終身保険、国債、比較的安定した商品でも、強制的に貯蓄しておく習慣をつけるだけでこの受験費用は捻出できます。
その先の学費は、教育ローンや奨学金もあります。
もちろん、親として確実に準備したいところですが、子供の選択肢を与える受験費用は必須と言えます。
児童手当を活用して、貯蓄の習慣を作ってみてはいかがでしょうか。