保険て必要?保険て何?

保険とは、将来の生活を守るための『傘』のようなものです。保険関係の本によく罹れているのが、『万が一のときのための備え』です。『備え』て?と思うかもしれません。例をいくつか出してみましょう。

 

ここ最近、日本各地で地震や噴火が起こっています。地震速報が流れるたびに、『地震への備え』『防災グッズ』といった言葉が飛び交います。なぜ地震への備えをするのでしょうか。それは『地震で着の身着のまま避難した人が大変な思いをしているのをTVで見たから』とか、『地震で家具が倒れてきて下敷きになったら命の危険があるから』『ライフラインが止まってしまっても、ある程度は自分たちで食料や身の回りを確保しないといけないから』いろいろと出てきますがこのようなものです。

 

だから、みんな日ごろから地震に備えて知識を身に着けたり、家具を固定して揺れが起きても倒れてこないようにしたり、防災グッズを準備して押入れにストックしておいたりするんですよね。こういった『備え』は、何か(このたとえでは地震)が起こる前にしておくものです。起こってからでは、後悔しか残りません。『ちゃんと備えをしておけばよかった』て。

 

これは余談ですが、私は小学生の頃に阪神大震災を経験しました。揺れが起こったのは早朝。子どもの頃から視力が悪く、眼鏡をかけていた私は、その日に限って眼鏡をリビングのテーブルに置いて寝ていたんです。眼鏡は倒れてきた食器棚につぶされてしまい、私はぼんやりした視界のなかで避難することに。非常事態の上、視力が悪いので周りの世界が見えないというのはとても不安でした。そんな教訓から、眼鏡は常に枕元に置いて寝ています。子どもを産んでからは、紙おむつやおしりふき、ミルク、離乳食といった育児に必要なものも非常用リュックに入れています。

 

保険の場合も同じです。『何か』(病気・ケガだったり、死んでしまうことだったり、相手に迷惑をかけてしまったり)が起こってしまい、お金(自分の生活費だったり、子どもの教育費だったり、賠償のためだったりします)に困ってしまうことのないように、今から『備えておくもの』なんです。