消費の二極化と家計/ユニクロの服

アベノミクスが1人歩きしているせいか、消費者の売れ筋は二極化しているようですね。特に東京23区内の中小企業の3割の企業では、去年と比べると基本給が上がったようです。また、アベノミクス効果を狙って、景気が回復すると見込んで優秀な人材の確保と、初任給の賃上げという企業までも出ているようです。

 

しかし、これはあくまでも大都市での話であり、地方都市ではまだ賃上げすら行われていないのが現状ではないでしょうか。その証拠として、都市部の百貨店などでは輸入ブランドや宝石類など高額な買い物で増収していますが、地方ではスーパーなど日用品を扱う店舗の「お値打ち品」と呼ばれるものが多く売れています。
衣料業界の量販店の「ユニクロ」は、確かに安いものが揃っています。我が家でも、子供が幼児期から中学校にかけては、よく利用していました。子供はすぐに成長するので、安いものを数多く揃えた方がいいと思ったからです。 中学校では、部活などでシャツを泥まみれにして帰ってくるので、やはり何枚あっても足りないくらいでした。 ユニクロの商品は、同じ形で色違いというものが多いですね。それも価格を抑える要因の一つかもしれません。

 

同じような衣服を、他の専門店の売値と比較すると、ユニクロでは、約半額かそれ以下で買う事が出来ました。例えば、他では4000円以上するパーカーでも、ユニクロでは2000円弱で買えます。特に季節の変わり目は、在庫を残さないためにさらに安く販売されているようです。我が家でも、この時期に以前から目を付けていた物を大量に買ったことがあります。そのおかげで、家計の中での衣服費用はだいぶ抑えられていました。また、ごく親しい友人のお子さんの「お下がり」としての衣類をいただいた時は、とても嬉しかったものです。

 

すぐに成長して小さくなる年代ですから、あまり着用していないのではと思うくらい、新品同様の物もありました。このように、知人や友人同士で、衣服やおもちゃを使いまわしすることで、友人も含めて我が家でも、家計には助かったものでした。しかし、ユニクロの品質の欠点もありました。子供向けの衣類は、すぐに小さくなるので、気付かなかったのですが、大人用のトレーナーやTシャツの袖口や襟ぐりは、何度となく洗濯すると伸びてしまうのです。 型崩れを起こしてしまうので、結局のところ外出着としては、使用できなくなってしまいました。

 

それから、ユニクロで購入するものは、子供服のみということになってしまいました。 衣服費を抑えようとして、安い買い物をしたはずが、持久姓に乏しいものを買ってしまい損をしたという失敗談です。それでも「ユニクロ」は、売り上げを伸ばし、海外進出をしているようですね。 でも統計では、一人当たりの単価は昨年度より減少しているそうです。 皆さんも同じような経験を持ったからでしょうか。